「Oppo」ファーウェイに次ぐ、中華スマホの巨大メーカー

Oppoの日本市場進出

アジアを中心とした新興市場で成長してきた中国のスマートフォンメーカーOppoが日本についに上陸します。
「セルフィー」を意識した高機能カメラや顔認証機能などで、アジアの若者を魅了してきたOppo。
製品の品質はもちろん、的確なターゲットセレクションと広告効果で着実に業績を伸ばしてきました。
 
しかし、日本はiPhoneが際立つ強さを見せる、特異な市場です。
今までの中国製品に対して人々が持つイメージも敵となり得ます。Oppoはこれまでと同じような戦略で日本攻略を狙うのでしょうか?
 
その答えは、日本進出第一弾モデルとなるOppo R11sにあります。
このOppo R11sを見る限り、Oppoは日本市場でも若い世代をターゲットにしていることは明白です。
高機能なデュアルカメラと、表情や光、陰などを自然な形で調整する「AI Beauty Technology」を搭載する端末を投入してきたことは、
iPhoneの1強状態といわれる日本のスマホ市場に挑戦する気合いの表れと言えるでしょう。
 
ただ、中国本国や新興国とは違い、日本での販路を確保することは、それほど簡単なことでは無いでしょう。
中国では実機に触れることのできる実店舗を大量に展開していました。
日本では今のところ、ヨドバシカメラやビックカメラ等の家電量販店での販売となるようです。
 
Oppo Japanのトウ・ウシン代表取締役は、
 
「カメラフォンブランドとして確立させることが目標だ」
 
と話しています。
 
トウ・ウシン代表取締役は、インドネシア、そしてシンガポールにおいて成功したOppoの立役者です。
ただ、中国、東南アジアや他の新興国と明らかに違いのある日本のスマホ市場。
これを克服することは、いくら実績と経験を兼ね備えた代表取締役だとしても、かんたんなことではありません。
日本ではキャリアとの関係構築はマストです。
「NTTドコモ」「ソフトバンク」「au」という3大キャリアへの端末供給で、実機をどこまで消費者にさわってもらえるかが重要になってくるでしょう。
ただ、過去の例から、3大キャリアが、日本市場で何の実績もあげていないメーカーの製品を採用するには時間がかかります。
 
そうなるとMVNO(仮想移動体通信社、格安スマホ・SIM)との連携は欠かせません。
MVNOは侮れない大きさの市場となっています。SIMフリーのスマートフォンに、MVNOのSIMを挿して利用する人の数は増えています。
MVNOは、ソフトバンク系の「Y!mobile」や、楽天系の「楽天モバイル」など多くの事業者が参入している活気のある市場です。
 
日本市場の先駆者として、Oppoにとって参考になりそうなメーカーは、同じ中国のHuawei(ファーウェイ)と、台湾のASUS(エイスース)でしょう。
この両社は、日本市場への進出とともに、MVNOで端末の販売を開始していました。
現時点ではOppoからこのような提携話は聞こえてきていないので、それが自信なのか、はたまたスロースターターなのかどうかは分かりません。
 
Oppoのラインアップは上級機種が中心になると考えられるため、「格安」が売りのMVNO市場用に安価なモデルを投入するのかどうかも気になります。
いずれにせよ、3大キャリアに食い込むために、まずはMVNO端末として、その力量をみせてもらいたいところです。
 
トウ・ウシン代表取締役は、欧米市場へブランド展開する足がかりとして、日本市場参入を決めたとも話しています。
 
「セルフィースペシャル」のカメラが、特にOppoのターゲットである若者が好むiPhoneの牙城を崩せるのであれば、
欧米進出についても視界良好と言えるでしょう。